熊川宿
土曜は午後から福井の「熊川宿」へ。
若狭街道は、若狭湾で捕れた鯖を京都へ運んだため「鯖街道」と呼ばれていました。
熊川宿は若狭街道の宿場町として栄えた所で、国指定重要伝統的建造物群保存地区として、今でも古い建物が多く残されています。
下ノ町、中ノ町、上ノ町の3つの地区からなっており、下ノ町側の端には観光駐車場、上ノ町の端には道の駅があります。
車で来た場合はどちらかに車を駐めて観光することになると思いますが、今回は下ノ町側にある観光駐車場に車を駐めました。
ちなみに今回は、道の駅の駐車場は満車に近い状態でしたが、下ノ町側の駐車場にはかなり余裕がありました。
駐車場から街道に入ると、稲荷神社への登り口があります。
この山道を登っていくようですが、地図を見るとかなり距離があったので今回は行かないことに。
下ノ町は一般の住居が多い地区です。
いくつかの商店もありますが、地元の人たちが利用するお店が中心です。
古い蔵もあります。
「まがり」と呼ばれる折れ曲がった道を通り、中ノ町へ。
ここが観光としての中心部になります。
観光向けの飲食店やお土産物屋、観光用に見学が可能な建物なども中ノ町に集まっています。
古い建物も多く残されており、こちらの建物は国指定重要文化財になっています。
郵便受けもありましたし、普通にここで人が生活しているようでした。
こちらの建物、入口横にはこんな看板が。
「たまごかけごはん定食」というのがとても気になったのですが、既に昼食を終えていたので今回は諦めることに。思った以上に飲食店もありましたし、しかも今回は予定よりもかなり早く現地に来ることになったので、ここで昼食をとっても良かったなと後になって思ったのですが、後の祭りです。
ここも飲食店かと思ったら、なんとここも文化財だったのです。
入館は有料ですが、喫茶スペースに使われている所で食事も出来るようです。
中ノ町には神社も多いです。
道沿いから鳥居が見えていても本殿が見えない所も多く、ずっと奥に入っていった所にあったのかもしれませんが、今回はそこまでは行きませんでした。
中ノ町にも観光用の駐車場が何カ所か用意されていますが、イベント開催時には利用出来なくなるそうです。公衆トイレも中ノ町に集中しています。やはり観光の中心はここ中ノ町になるようです。
上ノ町に入ると、また一般の住居が中心になります。
古い建物の中には物置として使われているようなものもありますし、既に潰れてしまっているものも。
「大岩」と呼ばれる大きな岩もあります。
上ノ町の端には番所があります。
宿の出入りの際に検問所のような役割をしていたのでしょうね。
その向かい側に道の駅があります。道の駅なので出入り口は当然街道側ではなく国道側になるのですが、街道側からも入れるようになっています。
道の駅に隣接してミュージアムや食事処もありますが、どちらも工事のためお休みでした。
街道は車も十分に通れる広さですが、すぐ横を国道303号線が通っているので、通過する車はみんな国道を通ります。
街道を通るのはここに用事がある人(地元の人や観光客)だけなので、のんびり散策を楽しむ事が出来ます。
また、中ノ町と上ノ町には「前川」という用水が流れています。
街道を歩いていると水の流れる音が響いて心地よいです。
ちょっと時間が止まったような雰囲気が味わえるいい所ですね。
ここだけを目的に行くにはちょっと、と思いますが、若狭方面へ行った時にちょっと寄って見るのもいいのではないでしょうか。
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